目次
証券口座を開き、入金する
運用をしたいと思っている方はまず勉強してから、始めたいと思っている人も多いでしょう。私の知る限りこの手のことを言っている人はずっと運用を始めないし、買うべき絶好のチャンスでも確実に買わずに永遠に機会損失をし続けます。
運用もスポーツと同じです。例えばサッカーの戦術論や最近の戦術トレンドを把握しているからと言って、初心者が実際に上達するかと言えば全くそんなことはありません。ボールを買って壁打ちしていた方がよっぽどましです。
自分の血と汗と涙が染みしみ込んだなけなしのお賃金を運用に回すから必死に勉強するのです。僕が新社会人の時は一通りの運用をやりました。外貨預金、投資信託、積立NISA、仮想通貨、金、銀、FX、ドル建て養老保険などが具体例です。儲かったものもあれば損したものもあります。損した運用商品ほどなぜ損したのかをしっかりと分析しますし、儲かったものは次の運用商品を探すモチベーションに繋がったものです。
信頼できる相談相手を見つける
信頼できる相談相手を見つけると書きましたが、これはスポーツでいったらいいコーチや先輩を見つけることと同義です。金融機関の人でもいいですし、職場の同期や先輩や上司、Twitterのインフルエンサーでもいいです。
よく金融機関の営業マンに騙されて損をしたというような話を聞きます。もちろん相場は誰にもわからないというありますが、営業マンの使い方を間違えたと考えることもできます。営業マンの勧めてきた運用商品に対して、その時のマーケットの観点から根拠をしっかりと話させ、そこで得たキーワードをもとにgoogleで調べるもよし、良い相談相手に質問するのでもよし、セカンドオピニオンを取ることこそが重要なのです。銀行的な肌感覚ですがお客様への対応はいいものの実際は自分では運用をしておらず、商品への知識はあってもマーカットへの理解が乏しい同僚を多くみてきました。そのような金融機関の営業マンに当たらないようにするために聞くとよい質問を3つほど紹介します。
3つの質問
- 直近のダウの動きとFRBの政策の関係を教えてください
- 今ご自身で何か運用されている商品って何ですか?それはなぜですか?
- 分散投資ってなんでおすすめですか?
1に関して根拠を述べます。この質問の意図は相場で資金がどのように流れているのかをしっかりと追いかけているのか?という点を確認するためにします。最近の相場を一言でいうとコロナによる停滞とFRB(アメリカの中央銀行)の一騎打ちでした。コロナでの経営破たんを防ぐ為にFRBは少し経営状態の危ない会社の社債を購入する=危ない会社にお金を貸すことによって経済を何とか持たせようとしていました。FRBが大量にお金を刷ることによって市場に溢れた資金が少しでも利回りの良い株に流れているのでダウは非常に強い上昇トレンドを着けているというのが正解です。
2に関して根拠を述べます。これは単純にその営業マンが自分で投資した経験があるのかを確かめることができるからです。できれば何か商品を勧めてきた跡が良いと思います。もし何か運用していて、その商品を勧めてきた商品が違えば進める根拠をより言及するヒントになるからです。また勧めてきた商品と同じような内容の運用をしているのであれば根拠をより詳しく話してくれるはずです。
3に関して根拠を述べます。まず分散投資で時間、投資対象、エリアの3点を挙げられなかった時点でアウトです。時間分散を抜かす人が多いと思います。ここからさらに掘り下げて、「今なぜ分散して投資するべきなのか?」、あるいは「今ならこの分散の仕方をするべきだ。」という答えを今の相場に合わせて話せない営業マンもイケてません。
例えば今の相場であれば先ほど申し上げたように、FRBによる金融緩和で市場には資金が大量に溢れています。この資金は現在は株に向かっていますが、株の上昇トレンドが終了したら次はよりリスクの高い新興国に向かう可能性が高いです。コロナがピークだったころ新興国から資金が流出していたので、その還流が起きる可能性があるのでエリアの分散はしておくとチャンスが広がりそうですよね。
またもちろんコロナの第2派も警戒すると今から買いに行くと高値掴みをする可能性があるので時間的分散をしていくといいと思います。FRBの金融緩和はリーマンの時の2倍に迫ろうとしているので株価がバブルになる可能性もあるので買わないというのもリスクであるため、少しずつ積立で買いに行くことに今価値がありますよね。
また株がやはり下落になったときの保険として株と逆相関のある運用商品にも分散して買うといいかもしれません。例えば債券ファンドやVIXという市場の恐怖指数に連動した商品です。これは株が下がったときに価格が上がる運用商品なので投資対象の分散にもってこいですよ。
こんな具合でしょうか。
まとめ
結論としてはこの記事を読み終わったらすぐに証券口座の開設をして入金し、周りの人に相談しまくるのがいいと思います。金融機関の営業マンは良い営業マンに出会えればその人を信じるのも自分で調べる手間を省けるので悪くはないと思います。その時は紹介した3つの質問をしてみてください。
お問合せフォームか連絡いただいてももちろん回答いたしますので、お気軽にご質問ください。