銀行員全般

ここを見るのか!個人営業(リテール)の現役銀行員のお客様を知る方法

目次

顧客分析の重要性

言わずもがなかもしれませんがお客様のことを知るというのは営業やマーケティングをする上で非常に重要です。

なぜならお客様のことをわかっていないとコンタクトをとって提案をする際に的外れなことをして信用を得られず、ビジネスにならない可能性があるからです。

実際はあって話を聞くことが一番お客様のことを知るという点では効果的ではありますが、会うときに調べていればわかることを質問しているようでは時間の無駄です。

ぐぐれカスって感じですかね。

営業をする上でお客様の期待値を超えていくことが重要なので、調べて分かることは抑えたうえでそこから仮説を立て提案を簡単でもよいので作っておきましょう。

銀行が持つ顧客の情報の整理

銀行はお金周りのことについてはかなりの情報を持っています。例えば

  • 税金の支払い額
  • クレジットカードの決済
  • 給与振込額(年収がわか
  • 不動産の価格(ローン残債や住所より)
  • 保険料
  • 振込先

など様々です。またお金周り以外にも名前からSNSやブログなどを見つけて勤務先や考え方などを調べることもできます。

具体的な分析の手法

先ほどの例から具体的に6つ分析のアイデアをご紹介します。

  1. 固定資産税の納付額がわかる
  2. 固定資産税は基本的には課税価格の1.4%である
  3. 納付額/0.014=不動産などの固定資産対象の額
  4. 相続税がかかるかの調査ができる
  1. クレジットカードの決済額と給料がわかる
  2. 収入と支出がわかるのでキャッシュフローがわかる
  3. 金融商品を提案するときの価格帯を間違えずに済む
  1. 不動産の価格がわかる
  2. 役所にいけば物件の謄本からローンの残債と購入時期がわかる
  3. 時期から他行で借りた時のローンの金利を予想できる
  4. ローンの借り換え提案ができる可能性がある
  1. 保険料がわかる
  2. 保険会社と年齢、保険料の額からおおよそなんの保険に加入しているかを想像する
  3. 少なくとも何らかの保障を準備していることがわかる
  4. 保険の見直し提案や足りていない部分のコンサルティングに抵抗がないかもしれないと想像できる
  1. 振込先がわかる
  2. 振込先が証券会社だった
  3. ネット証券であれば提案しづらく、対面であれば競合を意識できる
  4. そもそも提案せずに時間の短縮をしたり、競合の提案のセカンドオピニオンのような聞き方をできる
  1. 振込先がわかる
  2. 海外不動産や太陽光事業の会社が振込先だとする
  3. 節税の意向があることがわかる
  4. 減価償却の期間が過ぎた後の資金に対して運用等の提案をすることができる

さらに

さらに先ほどはあまり解説しませんでしたが、名前をインターネットで調べることでSNS等を調べることができます。

多くの人は一般に公開していることは少ないですが社長やアーティストなど有名で名前が載っているパターンもなきにしもあらずです。

顧客の好きなものや大切にしていること、業界の情報など顧客のパーソナリティに関係するところを調べておくことも非常に重要です。

提案よりも前に人として好かれなければなりません。顧客が興味のあることを調べて話を合わせたり、「教えてください!」という姿勢を持つことは顧客の心証を上げるのに有効なことです。

最後に

営業をする上では数をたくさん打つことも非常に大事だと思います。

数の追求なくして質の向上はありません。

しかし数を打ちながらも自分なりに分析して仮説を立てて提案してみて試したり、勉強や周囲へのリサーチで分析や仮説のアイデアをためていくことも非常に大事です。

数の追求というの正確には改善の数の追求のことを言うのだと個人的には思います。

分析だけずっとしているのも意味がないし、脳死して数を打ち続けるのももっとたちが悪いです。

改善の意識を常に持つことが非常に重要です。

より新しい分析方法のアイデア具体的な事例の記事も徐々に書いていこうと思います。

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