FP

個人営業の銀行員が起業・副業するならフリーランスFPがおすすめ!集客・報酬・ツールを解説します

目次

FPの具体的な業務内容

FPの業務内容とは、お客様の資産に関して分析・提案・改善をしてお客様のお金周りの不安や悩みを解決する仕事です。

具体的には、ローン・保険の見直しetc…こんな内容はこの記事を読むまでもなく皆さん知っていらっしゃることでしょう。

一般的な内容はGoogle先生に聞いてください。

ここではより具体的に「お客様はどの仕事にお金を払うのか」まで落とし込んで解説します。

  1. 将来の資金計画(キャッシュフロー表)のPDFやEXCELの納品
  2. 資産(BS)や収支(PL)への改善提案などの対話時間やチャット数
  3. 疑問点への回答のPDFやEXCELの納品

他のサイトではFPの仕事内容は書いてあっても手数料を生むのが何であるのかは具体的に書いていないことが多いです。

上記3点がお金を生むと考えると、何を準備しなければならないのかの解像度が上がります。

資金計画の納品

お客様へのヒアリング・アンケートをもとに現状から推察できる将来の出費や貯蓄の推移などを可視化した表を納品してお客様から代金をもらいます。

納品したものへの対価ということなので手数料体系としては非常にわかりやすいと思います。

相場代替5,000円ほどです。

コンサルティングの時間と対話

②に関していえば、お客様の資産状況を伺って、万が一の備えとして保険や貯蓄をしているだけの資産の運用のアドバイスをする時間やチャットに対して対価をもらうものです。

金融機関でコンサルティングは商品を売ることがゴールですがFPの場合はコンサルティング自体に対価が発生します。

1分当たり100円や質問一つにつき500円のような形で収益化します。

回答や調査内容の納品

お金に関して顧客が知らないことや疑問に思っていることをヒアリングやアンケートを受けて調査し回答をPDFやEXCELで納品して対価をもらいます。

例えばローンを借りるならどの金融機関が良いのか、証券口座をするなら解説するならどこが良いのかといった内容を顧客の状況をヒアリングして提案をしていきます。

提案内容次第ではありますが、1件3,000円のような形で納品します。

FPの必要なスキル

FPの必要なスキルに関して説明します。

  1. 金融コンサルティングスキル
  2. 資料作成スキル
  3. 集客スキル

突き詰めて考えるとこの3点が必要なスキルです。

金融コンサルティングスキル

銀行出身の方であればある程度お持ちでしょう。

もし自信がなくてもお客様に実際に疑問をぶつけてもらいそのあと調べてもいいと思います。

具体的には

  • 相場と顧客のリスク志向に応じた運用商品提案
  • 金利と不動産動向に応じたローンや物件価格相談
  • 家族の成長などに応じた資金準備や保障の準備
  • 保険の基礎控除の活用方法
  • 保険や贈与、不動産などを活用した相続対策
  • 無駄な出費の洗い出し

の内容があげられます。具体的にはお客様の要望次第なのでお客様に聞いていきましょう。

資料作成スキル

突き詰めると

  • 事前アンケート
  • ヒアリングシート
  • ライフプラン表
  • 改善提案書
  • 調査報告書

これらが自分でデータを管理しやすく、かつ顧客が満足できるような形で提供するにたるスキルがあればよいのです。

なのでパワポ・エクセル・ワードに関する知識を網羅的に覚えるのではなく成果物を作るのに足るだけのスキルを厳選して覚えるようにしましょう。

無駄なことをする時間がフリーランスにはありません。

集客スキル

相談料を払ってくれるお客様を見つけることです。

  1. 実際の知り合いからお客様を紹介いただく
  2. WebサイトやSNSから集客する
  3. プラットフォームを利用する

顧客紹介

一番手っ取り早い方法にはなりますが知り合いのメンツもありますし、知り合いからお金を取るのは忍びないですよね。

知り合い以外のお客様を一人でもいいので作ってそこから紹介という形は非常にスムーズに進むので常に紹介いただけるようにお声かけはしましょう。

WebとSNS

②サイトへの流入から申し込みをしてもらったり、SNSで発信してフォロワーから顧客を見つけたりします。

サイトへの流入ですが記事を書いてコンテンツマーケティングを行うのはお勧めしません。

なぜなら今Googleはお金に関する記事は銀行などの金融機関のサイトを上位に優先表示するアルゴリズムになっています。

なのでサイトでの流入を狙うのであれば、「FP XXX」という内容で検索されるような記事内容にしましょう。

SNSは継続して、役に立つ情報を伝え続けることが重要です。

発信内容は実際に手掛けたFPのコンサルティング内容を発信することで信頼を積み上げていくのが良いと思います。

プラットフォーム活用

一番確度が高い集客方法はこのプラットフォームの活用です。

これらの副業の支援するプラットフォームにFP相談のようなタイトルで出品するという方法です。

ここでFPと検索する人は自分の資産の相談をしたい人が多く、お客様になっていただける可能性が一番高いです。

実際に出品している方が何人もいらっしゃるので最初は低額で提供し、件数を積み上げた後に値上げしていくとよいでしょう。

FPに必要なツール

事前アンケート

副業でやる場合時間をあまりかけてしまうのはもったいないです。工数の削減のためにも事前に顧客にアンケートを取ってしまいましょう。

年齢や家族構成、年収、将来の起こりうるライフイベント等FPとして毎回聞くようなことは事前アンケートに落とし込んで面談前にある程度把握しておきましょう。

面談用ヒアリングシート

事前アンケートで聞けなかったことの補足のために面談時に質問する事項をまとめたものです。

最低限ライフプラン表を納品するに足るだけの情報は網羅できるように手元に用意しましょう。顧客特有の思いなどもメモできるようにしておきましょう。

ライフプラン表

個人顧客の場合、コンサル自体にお金を払うことに抵抗がある人が多いのでライフプラン表という目に見えて納品できるものはテンプレで作っておきましょう。

理想は事前アンケートの時点である程度の形になっていることです。

いかにアンケートが重要かが理解できると思います。

資産管理シート

ライフプラン表とヒアリングシートから結果として運用や保険やローンなどの提案に移ることがほとんどだと思います。

運用提案などを行う際には、相手の資産の状況を聞き出さなければなりません。

したがってヒアリングする事項をまとめたものを手元に準備しておく必要があります。

家系図

相続も含めた提案をするFPは少ないかもしれませんが、ここを抑えていないような提案は正直顧客のためになっているとは全く思いません。

なので相続のもととなる家族関係を把握するためにもしっかりと家系図は埋めましょう。

顧客管理シート

最後に複数案件を抱えることになった場合、進捗などを管理するために顧客管理の方法は作りましょう。

シートやファイルごとに管理してもいいと思います。

やり方は自由なのでご自身に合った方法で行いましょう。

まとめ

最後にまとめると副業や起業など検索するとFPの概要をざっくりとまとめているサイトは多くあれど具体的にどこから集客して、その顧客は何に対してお金を払うのかわからないことが多いです。

まずはそこを抑えた後に、その顧客に提供するべきものを作成していきます。

その提供するために自分はなにが必要なのかを考えます。それはツールなのか知識なのかスキルなのか。

それに応じて今自分が何に取り組まなければならないのかが見えてくると思います。