銀行員全般

銀行員1年目のためのマーケット勉強法

目次

マーケットを勉強する意義を考える

まず私たちが何のためにマーケットの勉強をするのかという点を想像してください。

私たちの仕事はお客様の資産を守り、育て、繋いでいくことが仕事です。この三つがそろった実際の案件が以下の記事です。

その提案の根拠にマーケットの知識を使っていくため、勉強をするというのが意義になってきます。

なのでまずは自分が提案される立場だったら?という視点から勉強方法を決定していきます。

投信・外貨(orFX)・金・保険・仮想通貨を実際に買う

実際に提案する商品を自分のお金で買ってみることが最速で覚える道です。これをやらない銀行員はほぼ間違いなく成長が遅いですし、トップ営業マンで自分で運用をしていない人を見たことがありません。

実際に、私自身一年目で様々な運用商品を試してみました。

  • 投資信託
  • 外貨(FX)
  • 外貨建て養老保険
  • 仮想通貨

金融機関によってはもし禁止されているところもあるようですので、社内規定をよくお読みください。

お客様

相場を作っているのは投資家です。

毎日お会いしているお客様の動向やアイデア、先輩が販売した案件などは実は一番生の投資家の情報です。

最近何が売れているのか、その理由は何なのかを分析して仮説を常に持ちましょう。

デモのFX口座・証券会社の株アプリ

まずは先入観を持たずに一時情報から取りに行くようにしましょう。

マーケットの仕組みを本などで勉強してから提案や自分で勉強するというよりは、実際の値動きなどを見て、その値動きの理由を考察してわからないところを穴埋めしていくという勉強法が最速です。

マーケットの勉強は一日にしてならずです。また毎日の値動きを教科書にしていくことでお客様に最新のマーケット情報を提供できるようになるのです。

各金融機関の出すレポート

毎日の値動きの理由に関しては、上司や人事部は日経新聞を読む癖をつけなさいと口うるさくいってくるかもしれませんが、それよりも各金融機関のアナリストのレポートの方がよほど性格です。

それらのレポートは顧客向けに発表しているものであり、新聞のように偏りがなるべくないように書かれています。

もちろんアナリストによってはテクニカルな分析をする人やファンダメンタルズの分析をしている人もいます。

JPモルガンのレポート

野村証券のレポート

三菱UFJ銀行のレポート

日経新聞やロイターなどが手軽で読んでしまいがちですが、金融機関のレポートの方がやはり視点がよりプロに近いです。

競合他社などのレポートを読んでみるのも面白いと思います。

ロイター・ブルームバーグ

まず朝起きてやるべきなのはアメリカのマーケットを振り返ることです。なぜならその日のアジア時間のマーケットの動きは基本的にNY時間の値動きを追従することが多いからです。

おすすめはロイターとブルームバーグです。

まず日経新聞を読めと言ってくる人はおそらく国内だけでしか仕事の範囲を考えていない人かあるいはマーケットの素人である可能性が高いです。

NYの値動きは海外の報道機関の方がよくまとまっています。

ロイター

ブルームバーグ

日経新聞

日経新聞を読むことは私の中では優先順位的には、この位置にあたります。マーケット目線でいうと日本のマーケットは正直世界の投資家からするとそこまで重要ではないです。

ただお客様は日本人の方が多いと思いますので、話題づくりや日本の株価などのトピックについていくためにも最低限は読むようにしましょう。

https://www.nikkei.com/

TWITTER

私が意外と面白いと思うのがツイッターです。

為替や株価が急激に動いた時の理由などはSNSが正直一番早いです。私自身有名な投資家をフォローして意見や洞察などを参考にさせていただき、わからないところをより信頼性のあるメディアで検証しています。

最後に読むべきはやはり本です。金融関係の本でかつ昔から名著と呼ばれている本を中心に読んでいます。

ブログ・サイト

ブログやサイトなども新聞等で分からないことをしらべるのには最も早いです。

マーケットはやはり皆さんの関心ごとですので、古くから多くの記事がインターネットにあります。それらの記事の信頼性を高めるために複数記事は必ず読むようにしています。

まとめ

マーケットの勉強の基本は値動きを確認し、それらに付随することを調べる日々の努力が一番のウェイトを占めます。一日二日の勉強では身につかないからこそ金融マンの存在意義があるのです。

金融業界に来るのであればこのような勉強を毎日することに対して抵抗があるとかなりつらい思いをすると思うので。もう一度自分の心に問い直してみてくださいね。

マーケットの知識を営業で使いたいと考えている方はこちらの記事もお読みください。

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