目次
結論
茶色は
- 不景気の色
- 田舎紳士の色
黒のストレートチップかプレーントゥ以外選ぶべきではない
二足目よりも先に靴の周辺のグッズを買え
茶色がだめな理由
私が2年目の時に、今まで黒色の靴しか持っていなかったのでおしゃれをしようと思って茶色を買い足しました。
意気揚々と履いて支店に出向くと、営業の世界では強者に分類される元プルデンシャル生命のトップセールス(ライフプランナー・法人向け所長・エリア部長のすべて)の方に
「靴替えたんだね。なんで茶色にしたの?」
ちょっと2年目になって気合入れようと思いましてなんてことを答えたように記憶してます。
「茶色ねぇ。ま、いいと思います。」
明らかによくない反応で気になってその日の帰り道に調べると2つのことがわかりました。
不景気の色
日本流行色協会によると、茶色は不景気の時に流行る色であるとのことでした。
理由は不景気になると長く着ることができるような地味な色が流行るからです。
コロナの前くらいまではフワちゃんやEXITなど芸能人も派手目の色が流行っていましたよね。
1973年のオイルショックの時や1990年のバブル崩壊時にも流行ったとのことで、営業先の年配の社長や富裕層はこの時期のことを覚えているかもしれません。
この後、元プルデンシャル生命の方に話を聞くと、
「実際に関西の営業マンで茶色の靴を履いていて社長に不景気が移るから顔を見せるな。」
と言われた方がいたとのことでした。
ファッションの観点からいうとおしゃれでいいかもしれませんがビジネス上でターゲットが年配の社長や富裕層であるならば相手からの印象でリスクを取る必要はないかと思います。
エリートのドレスコードではない
またロンドンの金融街「シティ」では茶色の靴を履いた就職希望者は能力に関わらず面接で必ず落とすという慣習があるそうです。
これはエリート階級ではないものを排除するためとのことで、そのほかにもアクセントやスーツなど細かな指定があると噂されています。
日本では関係ないかもしれませんが、茶色に対するビジネスシーンにおけるイメージはし売っているかいないかで相手からの印象をしっかりと意識しているか=営業ができるかに関わってくるとは思います。
大手町支店でロイズ・HSBC・バークレイズ・スタチャなどの外国人の方もお客様にいらっしゃったので茶色の靴はやめると決意し、私服用に格下げしました。
靴と手入れ
選ぶべきは、ビジネスシーンおける一般的な慣習から内羽式のストレートチップかプレーントゥでよいと思います。
靴一つくらい好きなのをお洒落で履いたらいいのではという意見には個人的には賛成ですが見た目で自分のことを判断するのはお客様ですので、リスクを取らないが良いかと思います。
また靴のケアも毎日やることも重要です。
靴磨き
おすすめはシューズケアの伝統があるコロンブスというブランドです。このブランドは日本で90年以上続く老舗ブランドであり、おそらく社長や富裕層も使ったことのあるブランドかと思います。
型崩れ防止
靴の保存方法ですが脱ぎっぱなしにしている人は二流です。シュートリーを使いましょう。
良い靴を少しでも長く大切に使う姿勢は必ず仕事にも影響してきます。
シュートリーのおすすめは「木製かつネジ式」です。
木製であれば除湿をしてくれますし、ばね式よりネジ式であれば靴のサイズに合わせて細かな調整をすることができます。
おすすめのメーカーは日本で50年以上の伝統のあるブランドの「Sleipnir」です。
靴よりも長く使うものですのでいいものを使いましょう。
靴周りが注目されるシーン
靴の手入れ以外にも靴が注目されるシーンで持っていた方が良いもをご紹介します。
持っているのと持っていないのでかなり印象が変わります。
脱ぎ履き
富裕層営業だとお客様のお自宅にお伺いすることは多くあります。
お客様と最初に会って、別れる時には靴を脱ぎ履きします。
この時のスマートさで印象は大きく変わります。
お客様の前で指やつま先やお客様のご自宅の靴ベラを使って靴を履くのと、自前のものを使って履くのとではどちらが印象がいいでしょうか?
これも靴よりも長く使うものですので良いものをおそろえください。
おすすめのブランドは、1934年からの伝統のあるイギリス王室御用達の「Ettinger」です。
匂い
シンプルに足がくさかったら商談どころではないのではないでしょうか?
特富裕層のきれいで大きな家でくさい足でうろうろされたらどう思いますか?
靴下は消臭加工がされているものを選び、靴の手入れのための消臭スプレーは持っておきましょう。
ブランドなどはなんでも良いです。
消臭靴下
消臭スプレー
まとめ
結論としては見た目の印象が似合っているやかっこいいと一体理由だけで靴を選ぶのは、相手からの印象を考えているのうちに入りません。
仮にお客様がそのような靴の意味などを知らない方でいらっしゃる場合はそこまで考える必要は無いかもしれませんが、銀行のお客様を考えると茶色は避けた方がいいと思います。
また靴だけではなくまずその周辺の商品をそろえる方が先決かと思います。